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今日は娘に苺柄の服を着せている。

妊娠初期の一番ナイーブだった時期、私はなぜか子供の性別は男の子だと疑わなかった。

子供服屋の店頭に並んでいる苺柄の抜群に可愛いワンピースを見て、これがとても欲しいけれど男の子だからな、とため息を吐いたりした。


私は学生の頃から、ずっとずっと女の子を産みたいと思っていた。

たった一人の女の子を、大切に育てたいと思っていた。


夢は叶って、私は女の子を産んだ。私の娘は、男の子みたいな外見の、男の子みたいに甘えん坊な女の子だ。